端唄で綴る春景色
〜見て・聴いて・唄って楽しい三味線ライヴ〜

平成19年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業
平成17年度「名古屋市都市景観賞・まちづくり部門」受賞

端唄は、江戸時代に流行した粋でお洒落な楽しい三味線音楽です。春にちなんだ四季折々の曲を選びました。唄にまつわる話を交えながらの演奏です。

また「正調名古屋甚句」は、文化・文政期にここ尾張名古屋で生まれた伝統芸能です。格調高い節、洒落の効いた掛け詞、そして名古屋の馴染みのある地名・特徴を巧みに表現しています。

春の午後のひとときをしばし江戸時代にタイムスリップし、この音楽を体感してみましょう。

会場光景 会場光景

開催内容

  • 【開催日時】平成20年3月30日(日) 14:00〜15:30 (受付開始:13:30)
  • 【開催場所】正法寺 (愛知専門尼僧堂)
  • 【参加費用】1,500円 (※小学生以下は、1,000円。3歳未満無料)
  • 【参加者数】約90名
会場光景 演奏光景

演奏者紹介 (プロフィールは開催時のものです)

華房 真子(甚富華) (端唄・三味線・正調名古屋甚句)
永年に渡り、端唄・小唄・正調名古屋甚句の指導に携わり、「華の会」を発足して20年以上。発表会・リサイタルを数多く開催。NHKテレビ・ラジオ番組に多数出演。
現在、名古屋・東京に教室を置き、文化の継承活動に力を入れる。歴史ある名吟会、名古屋邦楽協会、朝日邦楽会など多数出演し、様々な団体・勉強会などで、端唄の講演会や実技指導。日本福祉大学、中央福祉大学専門学校の非常勤講師、生涯学習センター・社会教育センターなどの講師も務め、芸術・文化活動にも力を入れる。
「華の会」「正調名古屋甚句を拡める会」の活動は、各局テレビ、文化誌、新聞などに採り上げられ、名古屋市主催の国際交流の舞台など多方面から出演依頼がある。
端唄 華房流 華の会 家元。「正調名古屋甚句を拡める会」代表(甚富華) 。小唄 蓼派「満佐竜の会」会主(蓼満佐竜)。名古屋邦楽協会会員。
華房 小真(甚富生) (端唄・三味線・正調名古屋甚句)
端唄・三味線演奏家として、舞台・テレビ・ラジオなど、東京・名古屋・各地にて活動。文化・文政期より名古屋に伝わる伝統芸能「正調名古屋甚句」の演奏普及活動。
社団法人日本小唄連盟より、若手演奏家の登竜門「若樹賞」受賞。日本伝統文化振興財団より、ビクター小唄奨励賞「市丸賞」を受賞。NHK邦楽オーディション合格。NHKラジオ「邦楽のひととき」に端唄にて出演。愛知万博・名古屋城博・名古屋友好都市レセプションほか、NHK総合テレビの時代劇に多数出演・演奏。積極的にチャリティライヴを行ない福祉活動にも力をいれる。端唄と正調名古屋甚句を拡める為に、名古屋市内・東京銀座に稽古場をおき後進の育成にも努めている。
端唄 華房流 華の会 副家元。「正調名古屋甚句を拡める会」副代表(甚富生) 。小唄 松峰派 師範(松崎照美)。名古屋邦楽協会会員。(社)日本小唄連盟会員。
三味線演奏/華房流家元・華房真子、華房真喜、真千、真香、他
演奏光景 演奏光景

曲目紹介

  • 春はうれしや
  • 梅は咲いたか
  • フイトサ節
  • 御所のお庭
  • 正調名古屋甚句 他

会場の紹介

正法寺は、昭和12年(1937)に佐治タイル創始者の佐治春蔵の娘すず子が父の死を悼み得度して建立した曹洞宗の寺院です。

「愛知専門尼僧堂」がある事で知られていますが、これは明治36年(1903)に東春日井郡高蔵寺村気噴に「第一尼学林」として創立されたもので、大正元年(1912)には北区柳原町に移転、第二次世界大戦の空襲で消失したために、昭和22年(1947)に移転再興したものです。

その後、制度変更で「曹洞宗高等尼学林」・「愛知専門尼僧堂」となり、昭和45年(1970)には「特別尼僧堂」が設置されて今に至っています。

正法寺境内 開催マップ